米国の太陽光発電開発事業者であるSkyPower社は10月1日、バングラデシュにおいて、合計出力2GWの太陽光発電所を開発すると発表した。

 米ニューヨークで開催中の第70回 国連総会の期間中に、バングラデシュのシェイク・ハシナ首相と共同で発表した。SkyPower社は、今後5年間で総額43億米ドルを投じる。

 SkyPower社は、このメガソーラー(大規模太陽光発電所)の建設計画以外に、今後5年間に、バングラデシュの家庭に「住宅用太陽光発電キット(Home solar kits)」を150万セット贈呈する。

 同キットは、太陽光パネルのほか、蓄電池、LED照明、換気扇、ラジオ、USB方式による携帯電話機用充電器で構成されている。

 SkyPower社による太陽光発電所の開発によって、バングラデシュ国内で年間合計4万2000人分以上の雇用が生まれるとしている。同社による投資には、出力500MW分の設備の製造・組立工場も含む。

 SkyPower社は、米国の不動産会社であるCIMグループが主要株主の企業である。世界中で合計出力25GW以上の太陽光発電所の開発実績があるとしている。最近では、エジプト、ナイジェリア、ケニア、ジブチ、インドなど、アジアやアフリカ各国政府との協定に基づきメガソーラーを開発している。