稼働した「青笹太陽光発電所」
稼働した「青笹太陽光発電所」
(出所:富樫総合設備)
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 冷暖房工事を手掛ける富樫総合設備(盛岡市)は、岩手県遠野市青笹町に出力840kWの「青笹太陽光発電所」を建設し、10月1日に運転を開始した。約1.9haの民有地を取得し、出力840kW分の東芝製の太陽光パネルを設置した。連系出力は750kWで全量を東北電力に売電する。

 事業用地は、農業振興地域外の農地で、農地転用の申請を経て、太陽光発電設備を設置した。設計・施工は東芝プラントシステムが担当した。パネルは東芝製、パワーコンディショナー(PCS)は東芝三菱電機産業システム(TMEIC)を採用した。

 年間発電量は、約88万kWh、一般家庭300世帯分を見込んでいる。遠野市は多雪地域ではないものの、設置角30度、設置高1.3mを確保して、ある程度の積雪には対応することで、冬季の保守作業の負担を軽減したという。