説明会に登壇したEsposito氏
説明会に登壇したEsposito氏
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 「精密医療(Precision Medicine)に求められるゲノム解析などのプロセスは、我々が提供するコンピューティングやストレージの能力を生かせば1日以内で完了できる。“All in One day”だ」――。

 米Intel社は2015年10月1日、東京都内でヘルスケア分野の取り組みに関する説明会を開催。ヘルスケア/ライフサイエンス事業のマーケティングを統括するJennifer Esposito氏(Global Director, Health and Life Sciences, Sales and Marketing Group)が登壇した。

 同氏は、個々人の臨床情報やゲノム(遺伝子)情報、生活スタイルなどに合わせた「精密医療」の実現に向けては、患者ケアの「personalized(個別化)」「distributed(分散化)」「collaborative(共同化)」がキーワードになると指摘。その上で、これまでばらばらに扱われてきた(1)臨床データ(clinical data)、(2)診断データ(diagnostic data)、(3)日常(daily life)データ、(4)オミックス(omics)データを「統合し、個人や社会に有用なデータとして活用できる環境を構築する必要がある」と話した。ここに対してIntel社は「強力で信頼できるコンピューティングやストレージ、ネットワーク、セキュリティーの能力を提供していく」。