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 英国の大手保険代理店Adrian Flux社が、自動車を運転している人を対象にした調査で、「あなたは将来、自動運転車に乗りますか」と尋ねたところ、「No」と答えた人が70.3%に上ったという。「Maybe(たぶん)」と答えた人が24.2%、はっきり「Yes」と答えた人は5.5%にとどまった。

 米Google社は自動運転車の開発に数百万ドルを投入し、既に170万マイル(272万km)を走行させているが、事故はわずかに11件で、それも相手のドライバーに落ち度があるマイナーな事故だったという。このように運転の安全性が向上する技術であるにもかかわらず、調査した1784人の7割はコンピューターに自分のクルマを制御させることに抵抗を示した。

 Noと答えた人の理由として、45%の人は「人が運転しないのはよくないから」とし、36%は「自分で運転するのを楽しんでいるから」とした。その他、ハッキングされる可能性を指摘した人が5.5%、価格が高くなると心配する人が4.4%、そもそも普及しないだろうという人が2.9%だった。