図1●DesignWare IP portfolio for the IoTの概要 Synopsysのスライド。
図1●DesignWare IP portfolio for the IoTの概要 Synopsysのスライド。
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 米Synopsys社は、IoTやウエアラブル機器用ICの設計に使うIPコアをまとめた「DesignWare IP portfolio for the IoT」を発表した(日本語ニュースリリース1)。同社は車載IC向けのIPコアを2015年6月にまとめて発表している(日経テクノロジーオンライン関連記事1)。今回はそれに次ぎ、アプリケーション別にIPコアをまとめる第2弾である。

 日本シノプシスによれば、DesignWare IP portfolio for the IoTでは、無線コネクティビティー、セキュリティー、エネルギー効率化(電池駆動)、センサー処理をキーワードにして、IPコアを集めた(図1)。IoTやウエアラブルでは高速処理よりも低消費電力処理に重きを置くため、先端のプロセスではなく、40nmや55nmの低電力プロセスで作ることを想定する。例えば、Synopsys社は、台湾TSMCと40nmULP(Ultra Low Power)プロセスに向けたIPコア基盤の整備で協業している(日本語ニュースリリース2)。