「CSDソーラー 扇町太陽光発電所」
「CSDソーラー 扇町太陽光発電所」
(出所:コスモ石油)
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CIS化合物型パネルを採用した
CIS化合物型パネルを採用した
(出所:コスモ石油)
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 コスモ石油、昭和シェル石油、日本政策投資銀行の3社は9月8日、横浜市で最大となるメガソーラー(大規模太陽光発電所)の竣工式を開催した。同市鶴見区扇島に建設した出力7.571MWの「CSDソーラー 扇町太陽光発電所」で、7月28日に営業運転を開始していた。

 3社の合弁による特定目的会社(SPC)「CSDソーラー合同会社」が発電事業主となる。EPC(設計・調達・施工)サービスは昭石エンジニアリングが担当し、太陽光パネルはソーラーフロンティア製のCIS化合物型を採用した。パワーコンディショナー(PCS)の製造企業は未公表。

 CSDソーラーは、主にコスモ石油などが所有する遊休地を活用し、国内の8拠点、合計出力約24MWの太陽光発電所の建設プロジェクトを進めている。これまでに6カ所が稼働済みで、「扇町太陽光発電所」が7番目の運転開始となる。

 8拠点のプロジェクトに要する建設資金のうち、日本政策投資銀行が負担してきた78億円について、今年4月に横浜銀行、百五銀行、伊予銀行の3行によるプロジェクトファイナンスに基づくリファイナンスを実施した。貸付人兼アレンジャーは横浜銀行、百五銀行、伊予銀行、エージェントは横浜銀行となっている。