サイバックソーラーグループの建設したメガソーラー
サイバックソーラーグループの建設したメガソーラー
(出所:サイバックソーラージャパン)
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 ドイツの太陽光発電デベロッパー、サイバックソーラーグループは、日本法人・サイバックソーラージャパン(東京都港区)を通じて、長崎県諫早市にメガソーラー(大規模太陽光発電所)を建設すると発表した。

 出力1.99MWと0.75MWの2案件の権利を取得して今秋に着工し、2016年2月ころの竣工を見込んでいる。日本グリーン電力開発(東京都千代田区)と共同で開発する。固定価格買取制度(FIT)による買取価格は36円/kWhで、竣工と同時にターンキープロジェクトとして、発電所運営会社に譲渡する予定という。

 今回の案件は、合計出力2.74MWとなる。2件に分かれたそれぞれの案件は2MW未満のため、工期は3~5カ月程度と、1件で2MW以上の大型案件と比較して短期間で竣工できるという。

 EPC(設計・調達・施工)サービスはサイバックソーラージャパンと日本の協力企業が共同で手掛ける。太陽光パネルは、中国テルサンソーラー製、パワーコンディショナー(PCS)は東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用する。

 サイバックソーラーグループは、すでに日本国内で3件のメガソーラーを手掛けており、今回の案件で合計5件となる。さらに2016年以降、日本国内で10~60MWの案件を計画している。

 同グループは、ドイツ、日本のほか、フランス、英国、トルコ、チリなどに事業拠点を構え、メガソーラープロジェクトの開発やEPCサービスを手掛けている。これまで世界で累計 500MW以上の太陽光発電所を建設した実績がある。