鳥取市が建設した鳥取市青谷町いかり原太陽光発電施設
鳥取市が建設した鳥取市青谷町いかり原太陽光発電施設
(出所:鳥取市)
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 鳥取ガスと鳥取市は8月24日、共同出資により、新電力会社「とっとり市民電力」を設立した。エネルギーの地産地消を進め、分散型電源を普及させることで、地域経済を活性化させるのが目的。資本金は2000万円で、鳥取ガスが90%、鳥取市が10%を出資した。

 2016年4月の電力小売り全面自由化を機に電力小売りを始める計画。すでに鳥取市が鳥取市青谷町に所有する出力600kWの太陽光発電に加え、今秋に鳥取ガスが稼働させる約2MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)の発電電力を活用する方向で検討している。

 業務用の高圧需要家向けのほか、住宅など低圧需要家向けも視野に入れているが、当初から住宅向けも対象とするか、まず業務用を手掛け、段階的に低圧部門に参入するかなど、事業スキームについては現在、検討中としている。