ソーラーフロンティア(東京都港区)は9月2日、米国ノースカロライナ州ラーレイ近郊に建設する出力26 MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)に、同社製のCIS化合物型太陽光パネルを供給し始めたと発表した。

 今回のメガソーラープロジェクトは、カリフォルニア州を拠点とする企業が所有し、建設はVaughn Industries社が請け負う。同社は、送配電、変電所、再生可能エネルギー設備などを含む電気工事に関する包括的なサービスを提供している。

  Vaughn Industries社のティム・ヴォーン最高執行責任者(COO)は、「ソーラーフロンティアの高度な生産技術に裏打ちされた品質と、CIS型パネルの実際の設置環境下における高い発電性能を評価した」とのコメントを公表した。

 ソーラーフロンティア・アメリカズのチャールズ・ピメンテルCOOは、「今回のプロジェクトは、米国での事業拡大のみならず、さらなる展開に向けた強固なビジネスパートナーの拡充にもつながった」とのコメントを公表した。

 ソーラーフロンティアは2015年4月、Gestamp North America社が保有する合計出力280MW規模の太陽光発電所の開発案件を取得するなど、米国での展開を加速している。また、米国で現地生産する検討も進めている(関連記事)。