医療・介護連携サービス「MeLL+」のイメージ
医療・介護連携サービス「MeLL+」のイメージ
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 新日鉄住金ソリューションズ(NSSOL)は2015年9月3日、ワイズマンの医療・介護連携サービス「MeLL+(メルタス)」のITインフラとして、マネージドクラウド「absonne Enterprise Cloud Service」(以下absonne)と米Amazon.com社のパブリッククラウド「Amazon Web Services」(以下AWS)を連携させたハイブリッドクラウドを提供すると発表した。

 absonneは、NSSOLが提供する基幹システム向けクラウドサービス。自動化技術を採用した運用管理機能や高可用性のブロードバンド接続サービスなどを備えており、Oracle E-Business SuiteやSAP ERPなどの大規模ERP(Enterprise Resource Planning)、独自アプリケーションといったミッションクリティカルな用途で活用されている。

 ワイズマンのMeLL+は、医療施設や介護事業所に点在する電子カルテなど医療と介護に必要な情報をクラウドのデータベースに蓄積。地域包括ケアや法人内連携などで、時間と場所を選ばないスピーディな閲覧、よりよい診療とケアのためのスムーズな情報共有を実現する。

 ワイズマンは介護・福祉事業所向けシステム「ワイズマンASPサービス」のITインフラとして、NSSOLのabsonneを過去8年にわたって利用してきた。MeLL+ではこの運用実績に基づいて、高度なセキュリティが求められるプライバシー情報にはabsonne、拡張性の求められる情報共有ポータル基盤にはAWSを採用。さらに、両者のデータ連携が可能なハイブリッドクラウドを構築することで、「信頼性・セキュリティ」と「スモールスタート・迅速なサービス拡充」を両立させるという。