48セルで日本ならではの住宅事情に対応
48セルで日本ならではの住宅事情に対応
(出所:トリナ・ソーラー)
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 中国の大手太陽光パネルメーカーであるトリナ・ソーラーは9月2日、出力230W、変換効率17.4%の単結晶シリコン型太陽光パネル「SPACEMAX」 (DC03A.08 (II)) を、日本の住宅向けに発売すると発表した。

 同社では初となる、48セルの小型の太陽光パネルとし、欧米に比べて設置面積が限られる日本の住宅の屋根に対応した製品としている。

 寸法は1332mm×992mm×35mm、重量は11.8kgと小型・軽量で、屋根への荷重の負担も軽減できる。また、設置時間やコストも削減できると強調している。

 また、太陽光が弱く、日射量が少ない状況でも、優れた性能を発揮できるとしている。PERC(Passivated Emitter and Rear Cell:裏面不動態型セル)と呼ばれるセルを採用することで実現した。

 セル上の太い電極(バスバー)は、5本とした。これにより、直列抵抗の低減、CTM(セル対モジュール)効率と信頼性の向上を実現できたという。従来の60セルの多結晶シリコン型、単結晶シリコン型の2製品で採用した技術を踏襲した。

■変更履歴
公開当初、採用した新たなセル技術をバックコンタクトと紹介しましたが、PERC(Passivated Emitter and Rear Cell:裏面不動態型セル)の誤りです。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。 [2015/9/4 0:12]