先端診断イノベーションゾーンの様子
先端診断イノベーションゾーンの様子
JASIS 2015内で最大のエリアを占める
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 分析機器・科学機器の展示会「JASIS 2015」(主催:日本分析機器工業会、日本科学機器協会)が2015年9月2日、開幕した。千葉・幕張メッセおよびその周辺施設において9月4日までの3日間にわたって、ブース展示(出展企業・機関数497社、1472小間)や多数のコンファレンス、セミナーが開催される。

JASIS 2015の開催概要を説明する一般社団法人日本分析機器工業会会長の栗原権右衛門氏
JASIS 2015の開催概要を説明する一般社団法人日本分析機器工業会会長の栗原権右衛門氏
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日本科学機器協会会長の矢澤英人氏
日本科学機器協会会長の矢澤英人氏
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 医療関連分野の機器を展示する「先端診断イノベーションゾーン」は、展示面積が昨年から倍増の1500m2となり、「先端診断」「創薬」「未病」「フードサイエンス」の4つのテーマについて、52の企業・機関の一般展示、国内外の研究者や企業関係者による35の基調講演などを実施する。主催者によると、同ゾーンへの事前登録の延べ登録人数は約4000人に達しており、高い注目を集めているという。

 テーマ「先端診断」では、9月2日午前の基調講演に経済産業省 商務情報政策局 医療・福祉機器産業室 室長の土屋博史氏が登壇、「経済産業省における医療機器産業政策」と題して講演した。「先端診断」は3日間で計18の基調講演を予定しており、9月3日以降は特定非営利活動法人システム・バイオテクノロジー研究機構会長の北野宏明氏(講演タイトルは「システム医科学におけるオープンイノベーションを促進するガルーダ・プラットフォーム」)、広島大学大学院医歯薬保健学研究院教授の田原栄俊氏(同「テロメア・マイクロRNAを用いた体液診断」)などが登壇する。