新製品のウエハー 日経エレクトロニクスが撮影。
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 米Intel社は、第6世代のCore Processorを44製品を発表した(日本語ニュースリリース)。いずれもSkylake(開発コード名)マイクロアーキテクチャーのマイクロプロセッサーである。同社は同じSkylakeマイクロアーキテクチャーのXeon Processorも2製品発表した。このXeonはモバイルパソコン(ノートパソコン)向けである。ノートPC向けのXeonは、今回が初めて。

 同社は前月(2015年8月)にドイツのゲーム関連ショー「Gamescom」で、第6世代のCore Processorを2製品先行発表した(日経テクノロジーオンライン関連記事)。どちらも製品名に「K」が付く、オーバークロックが可能なゲーム用デスクトップPCを狙った製品である。

新製品のパッケージの例 日経エレクトロニクスが撮影。
新製品のパッケージの例 日経エレクトロニクスが撮影。
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 今回は、デスクトップPC、ノートPC、2-in-1機やタブレット端末を狙った、PC向けの本命製品の第1弾を発表した。Core Processor(Core m Processor、Pentium Processorを含む)は44製品が新規発表である。さらに、ノートPC向けXeonの「Xeon Mobile Processor」を2製品新規に発表した。Xeon Mobile ProcessorはECC付きメモリーをサポートするなど、業務用途を強く意識している。

 Kが付く先行発表分と合わせると、全部で48製品のSkylakeマイクロアーキテクチャーのMPUが今回、そろった。その中で熱設計電力(TDP)が15WのノートPC向けMPU(Intel Core i5-6200U)は、既存製品(Intel Core i5-520UM)と比べて演算性能が2.5倍、グラフィックス処理性能が30倍で、PCの電池寿命を3倍に延ばせるという。