綾部市に建設した「LIXIL綾部SOLAR POWER」
綾部市に建設した「LIXIL綾部SOLAR POWER」
(出所:LIXIL)
[画像のクリックで拡大表示]

 LIXILは8月31日、京都府綾部市に建設していたメガソーラー(大規模太陽光発電所)「LIXIL綾部SOLAR POWER」が、9月から本格稼働すると発表した。同社の綾部工場跡地を活用し、出力4.87MW分の太陽光パネルを設置した。

 EPC(設計・調達・施工)サービスは日本コムシスが担当し、太陽光パネルはシャープ製の多結晶シリコン型を採用し、1万9488枚設置した。パワーコンディショナー(PCS)は定格出力500kW機を8台設置した(製造企業は未公表)。

 太陽光パネルを設置する架台は、LIXIL製のアルミ架台「ソーラーベースプロ<前柱タイプ>」を採用した。アルミ材を使用することで、一般的な鉄製架台に比べて重量比重が約3分の1になる。施工性が向上し、工期の短縮につながったという。

 年間発電量は約4600MWh(一般家庭1年間の約900 世帯分)を見込み、全量を関西電力に売電する。

 LIXILでは、2011年2月にLIXIL有明工場(熊本県玉名郡)とLIXIL岩井工場(茨城県坂東市)にそれぞれ3.75MW、2014年5月からはLIXIL須賀川工場(福島県須賀川市)に6.35MWのメガソーラーを稼動させており、今回の案件で4番目となる。