不動産事業などを手掛ける山地ユナイテッド(札幌市)は、北海道小樽市内に設置した出力1MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)が8月2日に稼働したと発表した。多角化の一環として、同社の所有地に建設した「ヤマチユナイテッドソーラー第一発電所」で、全量を北海道電力に売電する。

 多雪地域に対応した設計が特徴となっている。太陽光パネルは、積雪荷重に配慮した高強度タイプを採用し、設置角を40度にしてパネルに積もった雪を滑り落ちやすくした。加えて、滑り落ちた雪がパネル直下に山になってパネルまで達しないよう、地面とパネル下の設置高を2m確保した。アレイ(パネルの列)の最も高い位置は4mに達する。

 太陽光パネルはハンファQセルズ製、パワーコンディショナー(PCS)は安川電機製を採用した。年間の発電量は150万kWh(一般家庭約400世帯分)を見込んでいる。総投資額は約4億円としている。