毎日の食事の記録イメージ
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 凸版印刷は、食事によるアスリートのコンディショニング(体調管理)に関する実証実験を、日本大学文理学部の松本恵准教授とともに2015年7月下旬からスタートした。

 凸版印刷と日本大学は、アスリートがスマートフォンで食事を記録することで、自身の栄養摂取状況がコンディショニングに適しているかを簡易的に確認し、サポートを得ることのできるシステムを開発。アスリートやスポーツ愛好者が手軽に栄養サポートを受けられるサービスの開発に向け、デモ版アプリケーションで実証実験を行う。

 対象となるのは日本大学の運動部に所属する学生で、被験者は約1カ月間スマートフォンで毎日の食事をデモ版アプリケーションに登録。栄養素(エネルギー、タンパク質、炭水化物、鉄、ビタミンなど)の摂取量を確認し、開発したシステムがアスリートのコンディショニングに与える影響を調べる。また、行動変容に関しても調査する。

 この実証実験の成果を踏まえ、凸版印刷と日本大学は食事によるアスリートのコンディショニングサポートシステムを2015年秋以降に開発。2016年以降のサービス提供開始を目指す。