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日経ものづくり 2017年12月号

3Mで学んだイノベーションの設計図

第35回:熱い思いを空回りさせないために

  • 大久保孝俊=スリーエム ジャパン 執行役員 コーポレート・プロセス・イノベーション及び品質保証担当
  • 2017/11/30 00:00
  • 1/7ページ

出典:日経ものづくり、2017年12月号、pp.111-116(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

 2017年10月中旬、この連載の読者で福岡県在住の3人の技術者と話す機会があった。彼らは異口同音に、「どうしたらイノベーションを活性化できるだろうか」を真剣に筆者に尋ねてきた。それを聞いて、彼らの思いが会社にうまく伝わっていないように筆者には思えた。

 こうしたケースは、意思疎通の不備が大きな原因になっていることが多い。そこで、今回は変革の思いを実現するためのコミュニケーションをテーマとする。具体的には、変革への熱い思いをぶつけた相手が、その変革が妥当だと腹落ちするように働きかける方法を紹介したい。

自分自身との会話で考えてみる

 冒頭で紹介した3人を、ここでは「志の三銃士」と呼びたい(図1)。自社のイノベーションの活性度を向上させなければならない、という使命感に燃えているからだ。彼らのように、自分たちの思いがうまく会社に伝わらないという悩みをしばしば耳にする。

図1 志の三銃士
変革に燃えた戦士の真の顔は、愛情に溢れている。(イラスト:大久保孝俊)
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