タブレット端末やスマートフォンなどを導入する生産ラインや検査ラインが増えている。現場でデータを入力できる、紙の帳票やマニュアルよりも現場で検索しやすく閲覧できる情報量が多い、といった利点があるためだ。

 島津製作所 厚木工場のデバイス部もそんな生産現場の1つ。製造・検査情報の入力や分析に、タブレット端末「iPad」を活用し始めた。紙の帳票で管理していたデータを、タブレット端末を使って現場で直接入力。データを迅速に分析できる仕組みを整えることで、さらなる安定生産を目指している。