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日経ものづくり 2016年5月号

ニュースの深層

テスラの新型EVはクルマの歴史を変えるか、航続距離、自動運転、加速でライバル圧倒

  • 山崎良兵
  • 2016/05/09 00:00
  • 1/3ページ

出典:日経ものづくり、2016年5月号、pp.23-24(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

 

 「このクルマは自動車の歴史を変えるかもしれない」。そう感じさせる電気自動車(EV)を、米Tesla Motors社(以下、Tesla社)が2016年3月31日に発表した。

 それが小型セダンのEV「Model 3」(図1)。同日にインターネットで予約販売を開始したModel 3はわずか1週間で32万5000台の予約を獲得。この台数はトヨタ自動車の人気ハイブリッド車「プリウス」の年間販売台数に匹敵する。

図1 Tesla社の「Model 3」
同社の従来モデルの半額で、長い航続距離と高い加速性能、自動運転対応を実現させる。
[画像のクリックで拡大表示]

 Model 3の納車開始は2017年末とされ、1年9カ月も先だ。ほとんどの予約者は会見のインターネット中継の映像を見た程度で、実際のクルマを見ていない。しかも予約する際には1000米ドル(約11万円)を支払わなければならない(日本では15万円)。

 それでも消費者が殺到したのは、Model 3の性能と価格のバランスが現在市販されているEVを圧倒しているからだ。まず価格は、同社の現行EVの半額以下となる3万5000米ドル(約380万円)。国・地域によって異なるものの、数十万円規模のエコカー向け補助金を利用できれば、実質負担額はさらに低く抑えられる。

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