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HOME有料会員向けトップ > Galaxy Note7発火事故の真因、改良機種の電池セルでも製造上の不具合

日経ものづくり 2017年3月号

ニュースの深層

Galaxy Note7発火事故の真因、改良機種の電池セルでも製造上の不具合

事故は語る

  • 宇野麻由子
  • 2017/02/28 00:00
  • 1/4ページ

出典:日経ものづくり、2017年3月号、pp.20-23(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

 韓国Samsung Electronics社は2017年1月23日、スマートフォン「Galaxy Note7」の発火事故に関する原因説明の会見を開催した。同社による調査報告を分析すると、当初の製品と1次リコール後に改良した製品でリチウム(Li)イオン2次電池セルの発火原因が異なり、リコール後の電池セルに、より致命的な不良があったことが分かった。

 この調査報告の内容と同社への独自取材、発表後に同社の電池アドバイザーに就任した雨堤徹氏〔Amaz技術コンサルティング(本社兵庫県洲本市)代表〕をはじめとする専門家への取材から、事故原因の深層に迫る(図1、2)1)。同氏は「安全な電池セルには[1]安全な材料、[2]安全な設計、[3]安全なプロセスが必要」と言う。この3つの視点から今回の問題を見ていこう。

図1 Samsung Electronics社による記者会見のネット中継の1コマ
再現実験の結果、事故は電池セル自体の問題により引き起こされたものとした。同社では巻回式のラミネート型電池を採用していた。(写真:Samsung Electronics社)
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図2 Galaxy Note7の発火事故に関して推測された主な発火原因
Samsung Electronics社は、Liイオン2次電池の設計や生産に不備があったと発表し、特に検査・試験体制を強化するとした。防水・防塵仕様による高気密性やワイヤレス給電、急速充電などには問題はなかったとした。サードパーティーの機器を使った充電や使用環境については言及しなかった。
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