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日経エレクトロニクス 2017年6月号

Emerging Biz

大ブレークの無線イヤホン、激安の秘訣は中国流

  • 大槻 智洋=本誌特約記者、TMR台北科技
  • 2017/05/16 05:00
  • 1/4ページ

出典:日経エレクトロニクス、2017年6月号、pp.73-78(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

「日経エレクトロニクス」2017年6月号のEmerging Biz「中国勢がイヤホンを席巻、売り方と造り方を解剖」を分割先行公開した前編です。

イヤホン市場が、音楽ストリーミングサービスの普及を背景に拡大している。需要の中心はスマートフォンとつながるBluetooth品。中でもコストパフォーマンス抜群の中国製品が人気だ。もともとは日米欧の著名企業が寡占していた市場を中国勢はいかに切り崩したのか。その売り方とサプライチェーンに迫る。

 中国ブランドが日米欧の古参を販売量で打ち負かした。こんな変化が世界のイヤホン市場、特にオンライン販売で起きている。例えばAmazon.co.jpの2016年販売ランキングトップ3を新興の中国ブランドのBluetoothイヤホンが独占した1)

 1位は中国Dongguan Hele Electronics(和楽、以下Hele)社の「QCY QY8」、2位は中国Sunvalley(澤寶網絡)社の「TaoTronics TT-BH07」、3位は中国Shenzhen Soundsoul Information(音科資訊)社の「SoundPEATS QY8」。設計・製造したのも中国企業だ。Hele社が1位と3位を、中国Dongguan Koppo Electronics(酷珀)社が2位を担当した(図1)。

図1 進化を続けるBluetoothイヤホン
最近の代表的な製品を示した。
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 中国勢は、市場拡大の追い風を受けている。多彩な音楽を手軽にスマートフォンで楽しめるストリーミングサービスの台頭だ。「Spotify」の有料加入者は2017年3月に5000万人に達した。さらなる付加価値向上の余地もある。左右のスピーカーをつなぐケーブルがない完全ワイヤレス(TWS:True Wireless Stereo)化や、パーソナライズした製品、ヒアラブル機器への脱皮などだ(図2~3、特集記事を参照)。今後、中国勢の一部は確固たるブランド企業に育つかもしれない。

図2 国内市場が無線化で成長
日本市場向けイヤホンはほとんど海外で生産されている。関税コード851830(イヤホンおよびヘッドホン)の輸入実績を見ると、単価も輸入金額も増加傾向にある。押し上げた要因としてBluetooth化が考えられる。財務省貿易統計に基づく。
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図3 争点はストレスフリーへ
Bluetoothイヤホン市場は三つのフェーズを経て拡大してきた。
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