シャープが、世界最大のEMSである鴻海精密工業の傘下に入ることになった。産業革新機構から提示された再建案と比較検討した末での決定だ。国内上位の大手電機メーカーが、会社ごと外資企業の傘下に入るのは初めてのことである。

 今回の買収に、どのような意義があるのか、そして日本の電機産業の企業は何を学ぶべきなのか。今回のテクノ大喜利では、日本企業の国際競争力を維持・向上するうえで本件から得られる教訓を聞いた(表1)。

表1 「シャープと鴻海から学ぶ」をテーマにしたテクノ大喜利での回答
表1 「シャープと鴻海から学ぶ」をテーマにしたテクノ大喜利での回答
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