くにゃくにゃと曲がり、絆創膏のように皮膚に貼って使える──。印刷プロセスで作るそんな“フレキシブル体温計”を、東京大学大学院 工学系研究科 特任助教の横田知之氏と同教授の染谷隆夫氏らのグループが開発した(図1(a))。
薄くしなやかなプラスチック製の温度センサーを印刷プロセスで作製し、生体組織に貼り付けて表面の温度分布を測ることに成功。赤ちゃんの体温をモニタリングするといった、ヘルスケアや医療、福祉分野などへの応用を想定している。
日経デジタルヘルスの2015年11月のページビュー(PV)ランキングでは、この開発成果に関する記事が第2位に入った(表1)。