• ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

HOME有料会員向けトップ > ビーコン市場を狙う無線LAN、双方向を武器に新用途を開拓

日経エレクトロニクス 2016年1月号

Emerging Tech

ビーコン市場を狙う無線LAN、双方向を武器に新用途を開拓

  • 中道 理
  • 2015/12/18 00:00
  • 1/5ページ

出典:日経エレクトロニクス、2016年1月号、pp.65-70(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

無線LANの近接通信仕様「Wi-Fi Aware」が、2016年にもスマートフォンに搭載される。Wi-Fi Awareは、米Apple社の「iBeacon」のWi-Fi版にも見えるが、多対多による双方向通信ができる点が大きく異なる。ヒトとヒトだけでなく、ヒトとモノ、モノとモノの通信を活性化しそうだ。

イラスト:Getty Images
[画像のクリックで拡大表示]

 片方向通信から双方向通信へ。米Apple社の「iBeacon」で一気に注目が集まった近接通信が2016年、さらにその活躍の場を広げそうだ(図1)。

図1 ビーコンが双方向に
これまで片方向にIDを発信するだけだったビーコンが双方向になることで、SNSなど緩やかにつながるサービスでの活用が可能になる。
[画像のクリックで拡大表示]

 近接通信とは、インターネットのように広域にいる不特定多数同士ではなく、近い位置にいる機器間でデータをやり取りする通信形態である。iBeaconは、ビーコンモジュールと呼ばれるBluetooth Smart(Bluetooth Low Energy)発信機が周囲にいる機器にデータを送るというもの。具体的には、ビーコンモジュールから、IDを載せたビーコンフレームを送信する。このビーコンフレームの受信範囲にある端末が、これを受信すると、このIDに関連付けられたアプリが起動し、このIDに応じた動きをする。

 例えば、店舗にビーコンモジュールを付けることで近傍にいる顧客にバーゲンセール中であることを知らせたり、バスの停留所内にビーコンモジュールを組み込んでバスの接近を周囲に知らせたりするといった使い方ができる。

 ただ、iBeaconは片方向通信であるため、機能的な制限も多い。例えば、ショッピングモールや遊園地で子供にシール型のビーコンモジュールを持たせ、迷子の子供を捜すといった使い方を考えてみる。ビーコンモジュールからのビーコンフレームを施設内の複数の受信機で受信するとしよう。この場合、迷子の子供を発見するだけではなく、このモジュールに対して信号を送り、子供に注意を喚起する使い方をしたいが、iBeaconの仕組みだけでは実現できない。

デジタル別冊『最新モビリティー要素技術』プレゼント!
日経エレクトロニクス定期購読キャンペーン


自動運転車、パーソナルモビリティー、超小型EV、自動搬送車(AGV)、ドローン…。これらのモビリティー機器を形作る各種の要素技術の最新動向を、日経エレクトロニクスの記事から集めました。いずれの分野でも、各社がしのぎを削って開発を進める先端技術が目白押し。「知覚・システム編」と「駆動・電源編」の2分冊でお読みいただけます。詳しくはこちらで。試し読みも!

おすすめ

あなたにおすすめ