ロボット向けソフトウエアフレームワーク「ROS」を開発した米Willow Garage社。2014年に事業を停止した同社の出身者が起業したスタートアップがまた現れた。米サンフランシスコに本拠を置き、2015年11月に初めての製品となる小売店向け在庫確認ロボット「Tally」を発表した米Simbe Robotics社だ。

 倉庫での商品ピックアップロボット「Fetch」を2015年4月に発表した米Fetch Robotics社も、Willow Garage社出身者が起業したスタートアップだった。Willow Garage社で経験を積んだ技術者が、各産業に特化したロボットをリリースするのが、シリコンバレーのロボット業界の新たな流れになるかもしれない。