ここ数年、自動車ショーと見間違うかのような展示でにぎわう「CES」。2018年も話題の中心は自動車だ。その自動車を含むモビリティーの電動化・自動化が、メーカーの事業モデルを揺さぶっている。AIスピーカーは今回も話題をさらった。ただし主役は中国だ。テレビではマイクロLEDディスプレーが注目を集めた。

 「プラットフォーマー」と呼ばれるIT企業が、エレクトロニクス業界や自動車業界を支配する。そんな論調に対抗するかのような動きを自動車メーカーや電機メーカーが見せた。エレクトロニクス分野の展示会「CES 2018」(2018年1月9~12日、米国ラスベガス市)で、トヨタ自動車、ホンダ、パナソニックがハードウエアも組み合わせた「プラットフォーム」を相次いで提案した。次代の事業モデルを模索する動きと言える。