Land Rover初のオープンカー、SUV「Evoque」をベースに

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 英Land Rover社は、同社初のオープンカー「Range Rover Evoque Convertible」を発表した。SUVの「Evoque」をベースに、電動折り畳み式ソフトトップを備えた4人乗りオープンカー。2016年春に世界市場で発売する。英国での価格は4万7500ポンド(約883万5000円)から。

 48km/hまでなら、走行中でもボタン一つでソフトトップを開閉できる。18秒で折り畳み、21秒で展開する。オープン時に横転すると、車両後部の2つのアルミニウム合金バーが90ms以内に展開し、乗員を保護する。

 ガソリンエンジンは、最高出力176.5kW、最大トルク340N・m。最高速度は209km/hで、停止状態から100km/hまで8.6秒で達する。EU複合モード燃費は11.6km/Lで、CO2排出量は201g/km。

Hyundai新ブランド「Genesis」、20年までに6車種を導入

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 韓国Hyundai Motor社は2015年11月、新たな高級車ブランド「Genesis」を発表した。新ブランドは「人間重視の先進技術、洗練されたパフォーマンス、躍動感のある上品なデザイン」が特徴という。2020年までに6車種を導入する予定。車名は、Genesisを表わす「G」と、「70」「80」「90」といったセグメントを表わす数字を組み合わせる。まず、韓国と中国、北米、中東に展開し、その後、欧州や他のアジア地域へ広げていく。

 同社は、一般ブランドの「Hyundai」と差別化するため、Genesis固有のデザインを開発する部門を新設した。ドイツAudi社や英Bentley社、イタリアLamborghini社、スペインSEAT社、チェコSkoda社などでデザインを担当してきたLuc Donckerwolke氏が、2016年半ばから同社デザインセンター部長に就任し、同部門を率いる。

GSユアサ、パナソニックから鉛蓄電池事業を買収

 GSユアサは、パナソニックから鉛蓄電池事業を買収する。鉛蓄電池事業を営むパナソニック子会社4社の株式または事業を譲り受ける形で、自動車・電動車両用および産業用鉛蓄電池の製造・販売事業を取得する。取得価格は約300億円。事業譲受日は2016年度第1四半期内を予定している。

 株式取得の対象とするのは、パナソニック ストレージバッテリー(静岡県湖西市)のほか、パナソニックの中国子会社とインド子会社。このうち、ストレージバッテリー社については2年後をメドに株式を買い増し、完全子会社化する予定だ。さらに、タイ子会社の鉛蓄電池事業も譲り受ける。パナソニック側4社の当該事業の売上高(単純合算)は、15年3月期で約500億円。GSユアサは買収により、技術的な相乗効果と世界シェアの拡大を狙う。