製造業/ハイテク産業に携わる技術者・研究者の方々に向けた総合情報サイト「日経テクノロジーオンライン」の記事からピックアップして掲載しています。記事の情報は掲載時のものです。
- Audi社の経営戦略、電動車比率を1/3に
- 日産の新型リーフ、「プロパイロット」搭載を発表
- ホンダが米国で次期「Accord」のエンジンラインアップを発表
- 米国の新車の初期品質は年々向上、運転支援機能には不満
- トヨタ「ハリアー」、2.0Lターボエンジンを追加
- Ford社がドイツで、郵便配達用EVトラックを生産
- レクサス「CT200h」、歩行者対応自動ブレーキを標準搭載
- 車名は「Stonic」、Kia社の新型コンパクトクロスオーバー
- 自動車メーカーが車両開発に活用、ゼンリンの3D都市モデル
- 車載ECUの搭載数、2025年に1.4倍に増加
- GKN社が工場を拡張、小型車をEV化する「eDrive」が好調で
- クルマの軽量化と安全性向上、神戸製鋼所が研究の方向性を解説
- ZF社とHELLA社、センサー技術で戦略的提携へ
- トヨタとLINEが協業、音声認識に強み持つカーサービスを
【技術】Audi社の経営戦略、電動車比率を1/3に
ドイツAudi社は2017年6月1日、年次株主総会で今後の戦略を説明した。2018年中ごろまでに、五つの主要モデルシリーズを刷新する。さらに2019年までにSUV(スポーツ・ユーティリティー・ビークル)の「Q」シリーズを拡大し、新たに「Q8」と「Q4」の二つのコンセプト車を発表する。2017年は上位モデルに力を注ぎ、「A8」と「A7」の新世代を導入する。このうちA8は、2017年7月11日にスペインのバルセロナ市で開催される「Audi Summit」で発表する予定だ。
電動車両については、2020年までに3種類の電気自動車(EV)を発売する予定で、徐々に各主要モデルに電動車を導入する。同社は2017年4月にドイツPorsche社と、車両プラットフォームの共同開発で合意した。この合意には、高級電動車向けのプラットフォーム開発も含まれる。2025年までに、総販売台数に占める電動車の割合を1/3にすることを目指す。
サービス事業ではその範囲を広げるため、幅広いオンラインサービスを提供できるプラットフォームの確立を目指す。都市部でのモビリティーサービスも、2020年までに15以上の都市で展開する予定である。