新型「シビックセダン」、2018年までに日本で発売

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 ホンダは北米向けの新型「シビックセダン」を、2018年までに日本へ投入する方針で準備を進めている。同社は10代目のシビックセダンを2015年11月に北米で発売していた。八郷隆弘社長は「スポーティーな小型セダンに乗りたいという顧客は日本にも一定数いる。そのニーズに応える」と説明した。

 同車は、排気量2.0Lで直列4気筒の「i-VTEC」エンジンと、同1.5Lで直列4気筒の直噴ターボエンジンを搭載する。2.0Lエンジン車の最高出力は116kW、最大トルクは187N・m、1.5Lエンジン車の最高出力は127kW、最大トルクは219N・mである。

 先進運転支援システム「ホンダセンシング」を搭載。衝突被害軽減ブレーキや路外逸脱抑制機能のほか、北米向けホンダ車で初めて、渋滞時にも使える先行車追従機能を備える。

Audiの「Q7」シリーズ初のSモデル、電動コンプレッサーで過給

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 ドイツAudi社は、「Q7」シリーズ初のSモデル「SQ7 TDI」を発表した。排気量4.0LのV型8気筒ディーゼルエンジン「TDI」に電動コンプレッサーを搭載する。市販乗用車に電動コンプレッサーを搭載するのは世界初といい、加速性能を向上しながら燃費を抑えられるという。

 電動コンプレッサーは最大7万rpmの高速回転が可能。発進や低負荷状態で加速するときなど、特にエンジンの低回転域でターボ過給機をアシストし、0.25秒で大きなトルクを発生させる。これにより、ターボラグのない素早い加速が可能となり、排気エネルギーを使う従来のターボ過給機の弱点を克服できたという。

 欧州では2016年春から予約注文を受け付ける。ドイツでの価格は8万9900ユーロ(約1121万円)から。

GMのマイルドHEV技術、大型ピックアップに搭載

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 米GM社は、ピックアップトラックの「Chevrolet Silverado」と「GMC Sierra」にマイルドハイブリッドシステム「eAssist」の搭載車を設定すると発表した。

 eAssistは、プラグインハイブリッド車(PHEV)「Volt」やハイブリッド車(HEV)「Malibu Hybrid」などで培った電動化技術を応用したシステム。電池の容量を小さくしてモジュール化し、様々な車種に搭載できる。今回は排気量5.3LのV型8気筒エンジンと8速自動変速機のパワートレーンにeAssistシステムを組み合わせ、燃費向上と加速性能の向上を図った。

 リチウムイオン電池は容量が0.45kWhと小さく、センターコンソールもしくはフロントベンチシートの下部に配置できる。先代のeAssistシステムより15%ほど軽量化した。