日産が2代目「Armada」発表
排気量5.6Lの高耐久型SUV

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 日産自動車は、2代目となる新型「Armada」を発表した。初代はピックアップトラック「Titan」のSUVモデルだったが、2代目はSUV「Patrol」をベースに、デザインなどを一部変更したもの。強度や耐久性を重視し、初代と同様に堅牢なフレーム構造とした。

 パワートレーンは排気量5.6Lの直噴V型8気筒エンジン「Endurance」に7速自動変速機を組み合わせる。最高出力は290kW(390hp)/5800rpm、最大トルクが544N・m/4000rpm。初代と排気量は同じだが、出力・トルクを向上しつつ燃費を低減した。

 前面衝突警告システムや移動体検出機能付きアラウンドビューモニター、レーダーシステム、クルーズコントロール、車間距離制御システム、自動ブレーキなど、安全装備を充実させた。16年夏に発売予定。

BMWがPHEV2車種を日本投入
2016年内に7シリーズのPHEVも追加

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 ビー・エム・ダブリューは、「3シリーズ」と「2シリーズ」のプラグインハイブリッド車(PHEV)を日本で発売した。ともに容量7.7kWhのリチウムイオン電池を搭載。モーターだけの航続距離はそれぞれ36.8km、42.4kmである。電圧200V、電流15Aの普通充電に対応し、急速充電には対応しない。納車開始は2016年3月を予定する。

 後輪駆動車の「330e」の価格は554万円から、4輪駆動車の「225xeアクティブツアラー」は488万円から。BMW社が日本で販売するPHEVは、今回の2車種を加えて合計で4車種に上る。

 ドイツBMW社は2015年、中核車種の全てにPHEVを導入する計画を発表していた。日本でも「2016年末には『7シリーズ』のPHEVを導入する計画」(ビー・エム・ダブリュー社長のPeter Kronschnabl氏)という。

ホンダの燃料電池車
米国で2016年末までに発売

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 ホンダは、燃料電池車「CLARITY FUEL CELL」の米国での販売概要を発表した。販売初年度はリース販売になる。水素ステーションの増加数や市場での使用状態、ユーザー意見などを調査した後、発売を検討する。

 販売価格は約6万米ドル、リース額は一月当たり500米ドル以下を予定する。2016年末までにカリフォルニア州で発売する計画だ。

 燃料電池スタックを従来品より33%小型化し、出力は60%向上した。パワートレーンをV6エンジンと同等サイズにしてフロントフード下に収納できた。5人の大人が乗れる。

 水素の充填時間は3~5分で、ガソリン車と同等の使い勝手を実現した。同プラットフォームは、米国で2018年までに発売予定のプラグインハイブリッド車にも採用する予定だ。