自動車技術会が主催する「第13回全日本学生フォーミュラ大会」が、2015年9月に静岡県のエコパ(小笠山総合運動公園)で開催された(図1)。大学・高専の学生を中心としたチームが競技車両(単座のフォーミュラーマシン)を設計・製作、性能と共にプレゼンテーションなど包括的な活動内容を競うもので、今年は90チームが参加した。
学生フォーミュラ大会は1981年からSAE(米自動車技術会)で始まり、日本でも2003年から開かれている。2013年からは「フォーミュラSAEワールドシリーズ」として世界8カ国(米国、英国、ドイツ、イタリア、オーストリア、オーストラリア、ブラジル、日本)に広がり、規模を拡大中だ。