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HOME有料会員向けトップ > リチウムイオン電池に製造革新、三洋化成が“夢”のバイポーラ型に

日経Automotive 2017年11月号

Automotive Report

リチウムイオン電池に製造革新、三洋化成が“夢”のバイポーラ型に

  • 宇野 麻由子、狩集浩志、野々村 洸、久米秀尚
  • 2017/10/10 00:00
  • 1/5ページ

出典:日経Automotive、2017年11月号、pp.24-26(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

 リチウムイオン電池の製造と言えば、工程の大半は電極づくり─。この常識を覆す電池が登場しそうだ。三洋化成工業が商業化を検討していることを明らかにした新型リチウムイオン電池がそれだ。特許を分析したところ、興味深い事実も分かった。日産自動車との共同出願が多いのだ。電気自動車(EV)の心臓部に革新が起こる可能性がある。

 「(従来の)リチウムイオン電池と全固体電池の間の電池形態が生まれる可能性がある」。日産副社長で製品開発を統括する坂本秀行氏は、車載電池の“世代交代”を示唆する。次世代電池の一例として三洋化成工業の新型電池について触れ、「(日産も)特許を取得しており、当社の研究所は将来性があると見込んでいる」(同氏)と言及した。

 従来のリチウムイオン電池は、金属箔に電極材をスラリーにして塗布し、乾燥、加圧する工程によって電極構造を形成する。これに対して、新型リチウムイオン電池は、電極構造体および集電体、セパレーターのすべてを樹脂で構成できるのが最大の特徴。そのため、フレキシブルな電池を作製したり、電極の面積を容易に大型化でき、大きなセルを実現したりすることが可能だ。

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