ホンダは2016年2月、2モーター式ハイブリッド機構「i-MMD」を刷新し、ミニバン「オデッセイ」に採用した(図1)。「アコードハイブリッド」に搭載する従来品を改良し、コストを大きく下げた。主要部品を外注し、増産しやすい体制も整える。新型の4代目「プリウス」でさらにコストを下げたトヨタの2モーター式を猛追する。

図1 ホンダの新ハイブリッド機構
図1 ホンダの新ハイブリッド機構
左側が排気量2.0Lの4気筒ガソリンエンジン、右側がクラッチ機構やモーター、発電機、インバーターなどで構成するハイブリッド機構。エンジンは従来とほとんど同じだが、ハイブリッド機構は大幅に小さくした。
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