今号は、過去3回にわたって紹介したトヨタ自動車の新型「プリウス」の分解レポートの番外編となる。プリウスは、ひろしま産業振興機構・カーテクノロジー革新センターのベンチマーキング活動の一環として分解された(図1)。その分解研究の詳細は、日経Automotiveが2016年6月に発行した『トヨタ自動車「プリウス」詳細分解レポート』で紹介している(図2)。そこで、今回は同書籍で分析している、電池やヘッドランプ、シート、ECU、単眼カメラなどの細部について紹介する。

図1 トヨタ自動車の新型「プリウス」の分解作業
図1 トヨタ自動車の新型「プリウス」の分解作業
ひろしま産業振興機構・カーテクノロジー革新センターのベンチマーキング活動として分解研究が行われた。車両分解の実作業は2016年1月末から2月初頭頭にかけて、広島国際学院大学・自動車短期大学で実施。
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図2 トヨタ自動車「プリウス」詳細分解レポート
図2 トヨタ自動車「プリウス」詳細分解レポート
2016年6月に発行した書籍に掲載した詳細な分析内容の一部を紹介する。