前回に引き続き、ひろしま産業振興機構・カーテクノロジー革新センターが実施するベンチマーキング活動の一環として実施された、トヨタ自動車「クラウンロイヤル」の車両分解作業(図1)による部品の調査研究の内容を紹介する。車両の分解作業は2015年11月末から12月上旬にかけて、広島県呉市にある広島県立総合技術研究所・西部工業技術センター内にて実施した。前回のボディー、エンジン周辺部品に続き、今回はサスペンションなどのシャシー周りや内装部品を中心にレポートする。

図1 分解作業を実施したトヨタ「クラウン」
図1 分解作業を実施したトヨタ「クラウン」
ひろしま産業振興機構のカーテクノロジー革新センターが実施するベンチマーキング活動の一環として分解作業が実施された「クラウン」のホワイトボディー。実作業は2015年11~12月に、広島県呉市の広島県立総合技術研究所・西部工業技術センター内にて行われた。
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