今回の分解レポートで採り上げるのは、トヨタ自動車の「クラウン」である。2012年に発表された14代目クラウンのロイヤルシリーズにおける最廉価グレード「ロイヤル」を選んだ。分解作業は、ひろしま産業振興機構・カーテクノロジー革新センターが実施するベンチマーキング活動の一環であり、2015年11~12月にかけて広島県呉市の広島県立総合技術研究所・西部工業技術センター内にて実施した(図1)。今回はボディーとエンジンの関連部品についてレポートしていく。

図1 分解された「クラウン」
図1 分解された「クラウン」
ひろしま産業振興機構のカーテクノロジー革新センターが実施するベンチマーキング活動の一環として分解作業が実施された。実作業は2015年11~12月に、広島県呉市の広島県立総合技術研究所・西部工業技術センター内で行われた。
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