Xperia Touchのホームシアターとしての利用例
Xperia Touchのホームシアターとしての利用例
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 従来のプロジェクターとは一線を画す新製品をソニーが繰り出す。ソニーモバイルコミュニケーションズが2017 年6 月に発売する「Xperia Touch」である。外形寸法が約143mm×134mm×69mm、質量が約932gと持ち運べる。短焦点で、壁や床、机上などの平面に約23~80型の映像を投影できる。明るさは100lmと、家庭用の据置型の1/10以下だが、薄暗い部屋では映像を確認できる。

 最大の特徴は、投影した映像に触って操作できること注1)。最大10点のマルチタッチに対応しており、複数人での同時操作が可能だ。Android OSを搭載しており、同OS向けアプリケーションソフトウエアを「Google Play」からダウンロードしてプレーできる。机上をいわば「巨大なタブレット端末」にできる(図1)。

注1) タッチ入力機能は、投写面に接するように本体を設置し、23型の映像を投影したときのみ有効になる。
図1 投射した映像にタッチして操作
図1 投射した映像にタッチして操作
ソニーモバイルコミュニケーションズは、壁や床、机などに映像を投影し、その映像に触わって操作する機能を備えたプロジェクター「Xperia Touch」を開発した。2017年6月に発売する。Android OSを搭載しており、同OS向けアプリをプレーできる。音声認識機能も備える。スマートフォンや「PS4」といった外部機器と接続し、外部機器の映像を表示できる。加えて、Xperia Touch向けの専用アプリも開発。例えば、投射面をピアノやドラムに見立てる楽器アプリがある。Xperia Touch向けに、新しいシンプルなUIも開発した。
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 Xperia Touch専用アプリも開発。例えば、投射面をピアノやドラムに見立てるアプリがある。今後は、専用アプリを拡充していく。