人工知能技術を手掛けるベンチャー企業のPreferred Networks(PFN)は、センサーが出力する時系列データを、機械学習などに利用しやすくするソフトウエアツール「SensorBee」を開発、2016年3月にオープンソースとして公開した1)。同社は出資元のトヨタ自動車やファナックと、ディープラーニング技術を用いた自動運転車やバラ積みロボットを開発しており、これらで使っているソフトウエア基盤の一部を切り出した格好だ。
PFNが想定する用途は、センサーからのデータを処理し、それを基にリアルタイムでアクチュエーターを制御するロボットなど。こうした機器やシステムを開発するメーカーは、機械学習の機能を組み込みやすくなる。