「10回挑戦して1回成功するかどうか」──。こんな声すら聞かれる新規事業開発。その実態を調査したところ、興味深い結果が得られた。成功する確率が高いのは、顧客の要望からアイデアを得ながら、既存の商品・サービスをベースに新たな市場・顧客を開拓する方法のようだ。

Q1 新規事業開発はうまくいっているか

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勤務先における新規事業開発の状況を単一回答で質問。「うまくいくものは少ない」が半数を占め、「うまくいくものはほとんどない」と合わせて67.7%(小数点以下繰り上げ)になる。新規事業の成功率は高くないことがうかがえる。「だいたいうまくいく」「うまくいくものが多い」「うまくいく場合が半分くらい」の合計は26.3%にとどまった。