空スペース(本社東京都小金井市)は、これまでの常識を覆す転がり軸受「ADB(Autonomous Decentralized Bearing、自律分散式転がり軸受)」を開発した。その最大の特徴は、転動体の間隔を保つための保持器がないこと。保持器と転動体の接触による摩擦抵抗がなくなるため、条件によっては全体として回転に対する抵抗を1/14に減らせるという実験結果も得られている。潜在用途は全ての軸受と言っていいほど幅広く、既存の軸受メーカーにとっては脅威となる技術といえそうだ。
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