ホンダは2017年9月、中型ミニバン「ステップワゴン」を部分改良して発売した(図1)。上級モデルの「同スパーダ」にハイブリッド車(HEV)を追加して、販売台数の増加を目指す。同社の安全運転支援システム「Honda SENSING」を標準搭載することで、予防安全性能を高めた。

 2015年4月に全面改良して発売した5代目の現行車は、排気量1.5Lの直噴ターボガソリンエンジン「VTEC TURBO」を搭載し、HEVの設定はなかった。直噴ターボエンジン車だけで、月間5000台の販売を目指した。HEVを設定しなかった理由についてホンダは当時、以下のように説明していた。

図1 ステップワゴンの部分改良車
図1 ステップワゴンの部分改良車
2017年9月に発売。上級モデルの「スパーダ」にHEVを追加した。
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