米GM社は2016年4月、日本市場で「キャデラック」ブランドの最上級セダン「CT6」を発表した(図1)。2016年9月から発売する。同車は車体にアルミニウム(Al)合金を多用して、軽量化を徹底し、競合車に比べて200kg以上軽い車両質量を実現した。

図1 GM社「キャデラックCT6」
図1 GM社「キャデラックCT6」
同ブランドの最上級セダン。車体寸法は全長5190×全幅1885×全高1495mm、ホイールベースは3110mm。
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 GM社キャデラックブランドのCMO(チーフ・マーケティング・オフィサー)のUwe Ellinghaus氏は、「ブランドの目指すものは情熱で、ドイツ車にはない独自性を追求した」という。

 走行性能で特に念頭に置いたのは、「高級車ながら運転して楽しいクルマ」(同氏)。そこで、CT6ではボディー外板を全てAl合金製としただけではなく、骨格にも軽量素材を多く使った。これにより、車体質量は米国仕様の最軽量車で1659kgにできたという。同車の車体寸法は全長5190×全幅1885×全高1495mm、ホイールベースは3110mm。