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日経Automotive 2017年5月号

New Car Report

トヨタ自動車「レクサスLC」、軽量化と新パワトレで走りを追求

  • 中島 募
  • 2017/04/10 00:00
  • 1/3ページ

出典:日経Automotive、2017年5月号、pp.22-23(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

 トヨタ自動車は2017年3月、新型スポーツクーペのレクサス「LC」を発売した(図1)。新開発のFR(前部エンジン・後輪駆動)車用プラットフォーム「GAL」を採用したレクサスのフラッグシップクーペである。5.0LのV型8気筒エンジンを搭載したガソリンエンジン車の「LC500」と、3.5LのV型6気筒エンジンにモーターを組み合わせたハイブリッド車(HEV)の「LC500h」を用意する。

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図1 トヨタ自動車のレクサス「LC」
5.0LのV型8気筒エンジンを搭載したエンジン車「LC500」と3.5LのV型6気筒エンジンにモーターを組み合わせたハイブリッド車「 LC500h」を用意する。

 レクサスLCは走りを重視するスポーティーなクルマとして、軽量化のためにアルミニウム(Al)合金や高張力鋼板、CFRP(炭素繊維強化樹脂)といった材料を多用している。従来材料を使用した場合に比べて車体を100kg軽量化したとする(図2)。例えば、レクサスとして初めてフロントのサスペンションタワーにAl合金製の鋳物を適用した。リブを立てて剛性を高めつつ軽くするのが狙いだ。左右合わせて約10kgの軽量化を図った。同タワーをブレースと呼ばれる棒状の部材で車体骨格とつなぐことで、同タワーへの入力荷重を分散するとともに、車体のねじれの変曲点を最小化してねじり特性をリニアにした。

図2 高張力鋼板やAl合金などを多用
590MPa級以上の高張力鋼板とアルミニウム(Al)合金を質量比で車両全体の半分程度使用。さらにCFRPも車両の一部に使用することで、従来材料を使った場合に比べて車体を100kg軽量化した。
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 同タワー以外では、サイドパネルの外板やフロントフード、フロントフェンダー、フロント・サブ・フレームなどにもAl合金を適用した。また超高張力鋼板としてはサイドシルやシート・クロス・メンバー、センターピラーに1.2GPa級の冷間プレス材を、エンジンルームと車室内を仕切る隔壁の車室内側のロア・クロス・メンバーに1.5GPa級のホットプレス材を用いた。Al合金と590MPa級以上の高張力鋼板の使用量は質量比で車体全体の半分程度という。この他、ルーフに樹脂注入成形法によるCFRP部材、サイドドアやトランクリッドの内板には炭素繊維強化シート成形複合材を適用している。

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