トヨタ自動車は小型バスの「コースター」を24年振りに全面改良し、2017年1月に発売した(図1)。先代車に比べて衝突安全性を高めた他、車内を広くした。また、シートの素材に合成皮革などを使い、上質感を高めた。

図1 新型の小型バス「コースター」
図1 新型の小型バス「コースター」
(a)トヨタのCVカンパニーが初めて全面改良した新型車。(b)新型車の車内。シートの素材に合成皮革を使うなど上質感を高めた。
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 トヨタは先代車を1993年に発売し、これまで110カ国以上で55万台以上を販売してきた。日本では観光地や幼稚園の送迎用車両などとして利用されている。4代目の新型車も、先代車と同様に世界で販売する。日本における販売価格は581万400円から(消費税込み)で、日野自動車へのOEM(相手先ブランドによる生産)供給分を合わせた年間販売目標は2920台である。