ドイツDaimler社は2016年6月、シュツットガルトで「TecDay」を開催し、すべてのメルセデス・ベンツ車に電動車両を設定すると表した。排ガス不正が問題となったディーゼル車、充電可能な燃料電池車も重要と位置付け、全方位外交で環境車に臨む。

写真:Daimler社
写真:Daimler社

 Daimler社は、今後2年間で次世代技術に145億ユーロ(1ユーロ113円換算で1兆6385億円)を投資すると発表した。そのうち、乗用車には45億ユーロ(5085億円)を投じる。排ガスのゼロエミッション化、燃費の向上という目標に向けて、大きく分けて三つのアプローチを推進する。(1)内燃機関の高機能化、(2)ハイブリッド技術への投資、(3)電池と燃料電池の開発──である。