European Report
目次
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欧州のHEVは環境より“走り”志向
「ジュネーブモーターショー2017」
欧州市場で日本と欧州の自動車メーカーがハイブリッド車(HEV)で火花を散らす。トヨタ自動車が環境性能を武器にする一方で、欧州勢は走りを追求する手段としてHEVを位置付け始めた。エンジンにモーターを付加することで、走り志向のユーザーを取り込む戦略だ。欧州にHEVは根付くのか。日経Automotive
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革新はSUVから
EV、新エンジン、スマホ連携で魅せる
かつて高級セダンやスポーツカーが担ってきた役割を、SUV(スポーツ・ユーティリティー・ビークル)が任されるようになってきた。最先端の技術や目新しい提案を真っ先にSUVに導入していく―。フランス・パリで開催された「パリモーターショー2016」では、こうした自動車メーカーの姿勢がはっきりと表れた。日経Automotive
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Audi、コネクティビティーとVRに注力
ドイツAudi社が2016年8月にミュンヘンで実施した「TechDay Connectivity」で明らかになったのは、通信やクラウドサービス、VR(仮想現実)といったデジタル技術でクルマを革新しようとする意気込みだ。同社の目指すデジタル革新を追う。日経Automotive
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産学連携で、EVベンチャー育成
ドイツのアーヘン工科大学は産学連携プロジェクトの中で、小型電気自動車(EV)を開発するベンチャー企業を育成している。モデルベース開発や製品ライフサイクル管理といった最新の開発環境を活用して2018年の量産化を目指す。日経Automotive
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Magna、電動・電子化に舵を切る
カナダMagna International社は2016年6月にドイツで、欧州拠点の複数カ所を報道陣向けに公開するツアーを実施した。そこで明らかになったのは、電動・電子化に舵を切る同社の戦略だった。日経Automotive
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Daimler社、環境車は全方位外交
ドイツDaimler社は2016年6月、シュツットガルトで「TecDay」を開催し、すべてのメルセデス・ベンツ車に電動車両を設定すると表した。排ガス不正が問題となったディーゼル車、充電可能な燃料電池車も重要と位置付け、全方位外交で環境車に臨む。日経Automotive
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岐路に立つBMW
悩むディーゼル、慎重な自動運転
2015年の販売は過去最高で好調な一方、今後の技術開発で悩んでいる印象を受けるのがBMW社だ。かねて主力のディーゼル車市場は今後、縮小する見通しである。自動運転技術は、慎重な姿勢を崩さない。同社幹部などへのインタビューを基に、BMW社の技術戦略を読み解く。日経Automotive
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安全技術の高度化に挑む
ZF TRWの開発戦略
2016年2月、ドイツZF社のアクティブ&パッシブ・セーフティー・テクノロジー部門であるZF TRWは、プレス向けの技術試乗会を開催した(図1)。そこで同部門が明らかにしたのが、安全技術の高度化に向けた開発戦略の一端だ。最大の注目点は、パッシブセーフティーの技術がそうした高度化の重要なカギを握ってい…日経Automotive
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VOLVO、2020年の電動化戦略
スウェーデンVolvo社が2020年に向けた電動化に舵を切り始めた。新プラットフォーム2種類で、エンジン車からプラグインハイブリッド車、EVまですべてに対応していく。世界販売台数は現在の約50万台から80万台に伸ばし、世界での存在感を高める。日経Automotive