開発・設計では品質対策に力を入れ、提案力を磨く。生産・調達では、メキシコやインドでの供給能力を求められる。人材ではグローバルに戦える従業員が不足している。日経Automotiveが実施した部品メーカーへのアンケート調査からはこうした点が明らかになった。2030年に向けてクルマがどう変化するのか、それに向けてどう対応するのか、部品メーカーが伸びる条件を探った。
特集
徹底調査 伸びる部品メーカーの条件
目次
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品質で守り、提案力で攻める
ここ2、3年の年間売上高は66%の企業が伸びていると回答したように部品メーカーのビジネスは好調だ。しかし、リコールへの対応など部品メーカーの責任は高まっており、グローバルでの競争も激化している。パワートレーンや自動運転技術は急速に進化しており、その対応も求められる。65社へのアンケートとトップへのイ…日経Automotive
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危機感高まる品質、低いセキュリティー
製品面やその開発・設計面で自動車部品メーカーが重視しているのは、品質と製品提案力。また、2030年に向けて力を入れている研究・開発テーマは自動運転である。一方、危機感が低く先送りされているのがセキュリティーに対する取り組みだ。今回のアンケート調査では、こうした実像が明らかになった。日経Automotive
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主戦場は中南米や中東・アフリカへ
取引先の自動車メーカーから、グローバルでの部品供給の要望が高まっている。供給先としては、有望市場と期待される中南米や中東・アフリカへの要望も強い。今後のグローバル競争を勝ち抜くには、これらの地域への対応が急がれる。モジュール化した部品をグローバルに供給する体制の構築も避けて通れない。日経Automotive
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電気だけでなく機械も枯渇
自動運転車のような新しいクルマに向けた部品開発が加速している。世界中の自動車メーカーと付き合うためにグローバル化への対応も必須だ。浮かび上がってきたのは、深刻な人材不足である。足りない人材と今後の方策を、アンケート調査の結果から考える。日経Automotive