- 第1部:動向編
見えてきた本命の座、性能強化や環境整備を急ぐ - 第2部:HPC/データセンター編
電力効率の高さで勝負、GPUとの差異化が焦点に - FPGA台頭の背景にあるハードワイヤード方式への回帰
- 第3部:最新技術編
最先端の製造技術をけん引、1チップ化への環境整備も
特集
FPGAビッグバン、データ中心時代の主役へ
目次
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見えてきた本命の座、性能強化や環境整備を急ぐ
FPGAがコンピューティングの主役になる時代が迫っている。それを促すのが、ビックデータ解析や機械学習といった大規模なデータ処理が必要な用途の急拡大である。マイクロプロセッサーよりも高い演算性能を実現でき、GPUなどの競合技術と比べて利点が多いFPGAが本命に浮上した。日経エレクトロニクス
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電力効率の高さで勝負、GPUとの差異化が焦点に
FPGAが狙う高性能コンピューターやデータセンター用サーバー機の市場で最大のライバルはGPUである。電力当たりの性能の高さがFPGAの武器だが、必ずしもこの点は既存のシステムでは明示されていない。性能を高めた最新のFPGA製品を活用して、GPUに対する優位性が高い実システムを開発していくことが必要だ…日経エレクトロニクス
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最先端の製造技術をけん引、1チップ化への環境整備も
今後のFPGAは各種処理のアクセラレーターとして重要なだけでなく、半導体製造技術の開発のけん引役にもなりそうだ。FPGA最大手のXilinx社は微細化で業界の最先端を目指す。Altera社は新たな2.5次元実装手法の実用化で先行する。マイクロプロセッサーとFPGAの1チップ化を見据えた環境の整備も進…日経エレクトロニクス
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FPGA台頭の背景にあるハードワイヤード方式への回帰
これまでFPGAは、携帯電話の基地局など一部の用途を別にすると、ASICの設計を評価するツールであったり、マイクロプロセッサーの隣に搭載される“コンパニオンチップ”という脇役的な役割だった。コンパニオンチップは、LSI間をつなぐグルーロジック用やテレビなどの画像データの伝送用などに使われていた。日経エレクトロニクス