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日経エレクトロニクス 2016年1月号

電池革新、ソニーが震源

ソニー、Apple、電池開発を加速

  • 蓬田 宏樹
  • 2015/12/18 00:00
  • 1/3ページ

出典:日経エレクトロニクス、2016年1月号、pp.30-31(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

 「今の電池の体積当たりエネルギー密度は700Wh/L。これを2020年には1000Wh/Lに引き上げる」─。

 ソニーが、次世代2次電池に関する驚きの開発計画を明らかにした。スマートフォン(スマホ)などで使われている薄型の2次電池の性能を、今後5年で4割高めるというのだ。これは電池が電気をためる性能を示す指標の「体積当たりのエネルギー密度」を、年率8%で上昇させることを意味する。上昇のペースはこれまで、年率3~5%程度だった。それを2倍近くに加速させる。

 「そのためにポストLiイオン電池の開発を急ぐ。有望なのは、リチウム硫黄(Li-S)電池とマグネシウム硫黄(Mg-S)電池だ」。

 ソニー 業務執行役員SVPで、先端マテリアル研究所 所長の川平博一氏(ソニーエナジー・デバイス 副社長)が本誌取材で明らかにした。同社が、このようなポストLiイオン電池の材料候補にまで踏み込んで言及するのは極めて異例だ注1)

注1)ソニーは電池の研究開発人員を増強する。福島県郡山市および神奈川県厚木市などの研究開発拠点において、中途採用を積極化させる方針だ。同社の川平博一氏は「材料だけでなくシミュレーション分野などのスキルも必要だ。優秀な技術者にどんどん来てもらいたい」と話す。

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