前回に引き続き、現場で使うことが多いノイズ対策部品について解説する。今回は、フェライトコア(クランプフィルター)、磁性吸収シート、バリスターを取り上げる。続けて、EMC(ElectroMagnetic Compatibility)設計のポイントについて解説する。今回は、機器開発の初期段階におけるEMC設計の勘所について説明する。

 実際に用いられるノイズ対策部品のうち、これまで2回にわたり、インダクター(コイル)、コンデンサー、フェライトビーズ、3端子フィルター、コモンモードフィルターについて説明してきた。今回は、フェライトコア(クランプフィルター)、磁性吸収シート、バリスターについて解説する。続けて、後半では、機器開発の初期段階における、EMC設計のポイントを紹介する。